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【英文法パターンドリル】は中学英文法の基礎マスターに効果あり!

高校受験参考書

英文法を理解することと身に付けることは違う

英文法の参考書は沢山市販されています。また中学レベルの英文法でしたら、参考書を買わなくても、教科書の中の「文法のまとめ」的なページや、学校で配られているワークブックの説明を読めば十分理解できると思います。

ところが、参考書や教科書を使って英文法を「理解」するだけでは不十分です。それでは英文法を「マスター」することにはなりません。理解したことを「身に付ける」ところまでいかないと、使いモノにならないのが英文法です。

例えば、たいていの中学生は「3単現のS」のルールを知っています。しかし、知ってはいても、皆が英作文で実際に「3単現」の文の動詞にSをつけられるわけではありません。Sなしの文を見ても、何も気づかない、何も変な気がしない中学生、高校生はたくさんいるのです。つまり「3単元のS」を理解はしていても、身に付いていないというわけです。

英文法を「身に付ける」には?

英文法を「理解」するだけでなく「身に付ける」には、日ごろから英文を繰り返し音読したり、書いたりすることが大切です。スポーツ選手が日々トレーニングをするように、口や手を動かして、反復練習をし、体に染み込ませるのです。

英語は積み重ねて伸ばす教科です。中1内容が身に付いていないと中2内容が、中2内容が身に付いていないと中3内容が分からなくなります。そして中学内容が曖昧なままで高校生になると・・・・想像はつきますね。大変悲惨なことになってしまいます。

英文法を解説する参考書はたくさん市販されていますが、確実に身に付けて積み重ねていくための教材は、そう多くはありません。

ここでオススメする参考書は、そんなスグレモノ教材の1つ、「英文法パターンドリル」(シグマベスト/文英堂/杉山一志著)です。

「英文法パターンドリル」がおすすめ!

中1~中3の学年別に分かれています。薄いドリルなので圧迫感がないです。

中学レベル~高校初級内容を扱った、「高校英文法基礎パターンドリル」もあります。

英文法パターンドリルがおすすめな理由

英文法パターンドリルには次の特徴があります:

1. 各学年で習う英文法が60のパターンに分かれている。

2. 各パターンに文法のポイントの解説がある。

3. 選択問題→並び替え問題→英作文で、しつこく学習できる。

各学年で習う英文法が60のパターンに分かれている

1学年分の文法事項を60のスモールステップに細かく分けてくれているのは、とても親切です。文字通り「スモールステップ」です。

例えば中1で、教科書で習う英文法をざっくり列挙すると:

1. be動詞

2. 一般動詞 (1、2人称現在形)

3. 現在進行形

4. 名詞の複数形

5. 疑問詞

6. 前置詞

7. 命令文

8. 助動詞 can

9. 一般動詞(3人称単数現在形)

10. 一般動詞(過去形)

以上の10項目です。

10項目しかないのに、「英文法パターンドリル」では、これを60ものパターンに細分化しています。つまり学習者が、段階ごとに積み上げて、じっくりと取り組むように作られているのです。

例えば一般動詞でしたら、肯定文、疑問文、否定文と、それぞれ別パターン(別ページ)に分けて、トレーニングするようになっています。

各パターンに文法ポイントの解説がある

「英文法パターンドリル」では、60パターンが、それぞれ見開き2ページで構成されています。

各パターンの左ページ上に文法ポイントの説明があります。それを見れば、他に参考書などで調べる必要がありません。

演習問題をしていて途中で分からなくなったら、いつでも左上の文法ポイントに戻って確認することができます。

左上の文法ポイント中にある例文を繰り返し音読して、文法ポイントを丸暗記してしまうのがオススメです。

選択問題→並び替え問題→英作文で、しつこく学習できる

「英文法パターンドリル」では、左上の解説に続き、選択問題→並び替え問題→英作文と、3種類の問題演習があります。

これらの問題演習は、左上の文法ポイントで覚えたパターンの語句を変えたものです。つまり、文法ポイントで理解したことを、類似問題でしつこく、しつこく、繰り返し反復練習して、覚え込んでいくことができる仕組みになっているのです。

最初の選択問題には、中学生が間違えやすい設問が多くあるので、とても役に立ちます。

例えば、一般動詞の否定文のページの選択問題では、

I ( do not like / am not like ) soccer.

という問いがあります。

am not like を選ぶなんてありえないと思うかもしれませんが、定期テストなどで、I につられて am not like を選んでしまう中学生は多いのです! このページに来る前に、「英文法パターンドリル」でbe動詞は学習済みです。もしこの設問を間違えてしまったら、学習者は、既習事項であるbe動詞を、一般動詞との違いという点からも復習することにもなります。既習内容の復習もできるように、実にうまく作られています!

選択問題の後に、並び替え問題と英作文が続きます。

内容的にはそれらも、左上の文法ポイントで覚えたパターンの語句が変わっただけです。しかし並び替え問題と英作文で、英文を実際に「書く」作業をするというのがミソです。

英語が苦手な生徒は、「書く」ことが嫌いな場合が多いです。板書を写すのさえ面倒だったりします。

しかし英語は、書いて体に覚えさせることが大切です。普段から書く練習を怠っている人は、例えば中3になっても、 いざ試験となると、does をdoseと書き間違えたりします。分かっているつもりではダメなのです。普段から時間を割いて英単語や文を書くトレーニングをすることが大切です。「英作文パターンドリル」で問題を解くために繰り返し「書く」ことによって、生徒は、手で英語を覚えることができるのです。

「英文法パターンドリル」の使い方

1. 左上の文法ポイントを理解する。

2. 左上の例文を繰り返し音読して、丸暗記を心がける。

3. 演習問題をする。並び替え問題・英作文問題は、簡単でもきちんと書く。

以上が基本パターンです。

さらに、新しいパターンに進む前に、すでに学習したパターンの例文を繰り返し音読することをお勧めします。学習内容が、より定着します。

今までの学習内容がきちんと身についている人は、今習っている箇所から始めれば良いでしょう。

しかし少しでも不安がある人は、つまずいたところにさかのぼることが大切です。前の学年にさかのぼる必要がある人もいるでしょう。英語は積み重ねて身につける教科です。迷わずつまずいたところにさかのぼりましょう。たとえ学年を超えてさかのぼったとしても、1冊60パターンですから、1日1パターン学習したとして、2ヶ月で終わります。1日2パターン取り組めば、1ヶ月で完了します。無理なスケジュールではありません。

「英文法パターンドリル」は、中学英文法が身に付かず困っている人、英文法を確実にマスターしたい人におすすめの参考書です!

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