大学受験に予備校は必要?
高校生がいるご家庭には、大手予備校から頻繁にダイレクトメールが来ますよね。我が家もそうでした。入塾案内や季節講習案内など、「これでもか!これでもか!」と半ば脅迫めいておすすめされるので(笑)、受け取る方は「予備校に行かないと大学受験はダメなのかな………」と不安になってしまいますよね。
私は、自分が家庭教師でありながら、個人的には「大学受験勉強に塾や予備校は不要!家庭教師も不要!」と常々思っています。しかしあれほど予備校や塾から案内が届くと、そしてそれが自分自身の子供のこととなると、正直なところ、心が揺らいでしまったものでした。
予備校の合格実績はあてにならない
特に気になるのが、予備校のパンフレットにある、「○○大学○○人合格!」などという合格実績情報ですね。そういう数字を見せられると、「大学受験に予備校や塾は必要かも・・・」と洗脳されそうになってきます。
でもあの数字は、実はあまりあてになりません。例えば東大の2017年度入試の合格者数について考えてみましょう。東大が発表している合格者総数は3,083人です。一方、大手予備校が実績として発表している東大合格者数は:
駿台予備校: 1,409名
河合塾: 1,290名
東進ハイスクール: 753名
これにZ会通信教育の1,070名を加えると、合計で4,522名! 東大が発表している合格者総数を大きく上回ってしまいます。
これは、恐らく季節講習のみ受講した人なども合格者数に含まれているからでしょう。また受験生の中には、教科によって予備校を使い分けている人もいるのでしょうね。
というわけで、予備校に通うべきか迷った時は、予備校が発表する合格実績は必ずしもあてにならないことを覚えておくといいでしょう。
自学自習の方が効率よい!
私がなぜ大学受験に予備校や塾は不要だと思うかというと、優れている市販の参考書や問題集が豊富にあるからです。予備校や塾にはお金がかかるという理由もありますが、通うのには移動のための時間もかかります。予備校に通ったら通ったで、そこで使われているテキストが最適かどうか不安になることもあるでしょう。自分に合った、最良の参考書や問題集を選んで自学自習で進めた方が、お金も時間も無駄なく、効率よく、大学受験勉強に取り組むことができると考えています。
少なくとも、「不安だから予備校に行く」「周りが行くから自分も行く」という安易な気持ちで、予備校や塾に行くのはおすすめしません! 予備校や塾に行ったからといって、志望校合格が保証されるわけではないからです。
「参考書を使うよりも人に説明してもらった方が理解しやすい」という受験生は、オンライン映像授業の「スタディサプリ」を利用すれば十分です。但し、自習室や受験情報確保のために、予備校で1講座のみ受講するという作戦は悪くないとは思います。要するに、予備校を使おうが使うまいが、主体的に取り組めるかどうかが、学力を伸ばせるか否かの分かれ道になるのです。
とはいうものの、実のところ、予備校のダイレクトメールが次々ときて不安になってしまった私でした。しかし息子の気持ちは全く揺らぎませんでした。息子は「予備校には行かない。自分で勉強した方がやりやすい。俺は自学で伸びるタイプだと思う」と言っていました。そしてその判断は正しかったらしく、予備校にお世話になることなく、志望校の東工大に合格できました。「予備校は不要!」という私の元来の考えは間違っていなかったことにもなり、ほっとしたのでした。
英作文だけは自学自習では不十分!
上記のように自学自習で受験勉強をすることを強くおすすめしたい私ですが、自学だけではどうしても不十分なことが1つあります。英作文です。特に「自由英作文」です。
問題集や過去問の英作文を解く場合、模範解答がついていますね。しかし模範解答は、たいていすごく立派です。あきれるほど立派すぎるのです!普通の高校生にはなかなか書けない、高尚な英文になっていることが多いです。そのため、あまり参考になりません! そこで、自分で英作文(特に自由英作文)を書いてみたら、誰かに添削してもらう必要があります。
高校の先生など、添削してくれる人がいる場合はよいですが、そうでない場合は、何か手を打たなければなりません。
Z会の添削がおすすめ!
英作文(特に自由英作文)のトレーニングをしたいが、添削してくれる人がいない場合は、Z会通信教育を利用するという方法があります。
Z会にはいろいろなコースがありますが、特に英作文の演習をしたい人のためには、「英作文基礎」や「英作文応用」という分野別攻略コースがおすすめです。
東大入試では毎年ユニークな自由英作文が出題されますね。Z会には東大に特化したコースもあるので、東大志願者には特におすすめです。東大の出題傾向に合わせて、英作文に限らず、要約、読解問題、そしてリスニング演習まであります。英作文、要約、和訳など、課題を提出すると赤字でびっしり添削されて返ってきます。受験期が近づくと、東大の過去問演習までできるのです。過去問(年度に限りはありますが)を解いて、プロに英作文や和訳などを添削してもらえるのは、大変貴重だと思います!
Z会添削のすごいところは、誤りを正してくれるのはもちろんのこと、減点とまではいかないが望ましくない事柄についても、丁寧に指摘してくれることです。Z会の合格者体験談を読むと、予備校に通いつつ、Z会も利用したという人が結構いるようです。賢い東大受験生は、自分の必要に合わせて主体的に必要なものを選びとっているということなのでしょうね。
Z会通信教育の利用者で東大に合格したのは、2017年度で1,070名。Z会に問い合わせてみたところ、そのうちの何名がZ会のみの利用者なのかは、把握していないとのことです。いずれにしろ、予備校に通いつつもZ会を併用している人が少なからずいるというのは、それだけZ会が東大受験対策のための良問や優れた添削を提供していることの表れだと思います。
まとめ
大学受験勉強に予備校は必ずしも必要ではありません。しかし(自由)英作文については、自学自習だけでは不十分です。身近に添削してくれる人がいない受験生は、Z会の通信教育で演習することを強くおすすめします。英作文コースだけでも魅力的ですし、特に東大志望の人にとっては、東大入試に特化した良問が豊富なので、Z会は利用価値大です!!
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