記事内に広告が含まれています

【高校英語勉強法】<高1ギャップをなんとかする英語>がおすすめ!

大学受験参考書

高校で急に英語が苦手になるのはなぜ?

高校ではたいてい5月中旬~下旬に最初の中間テストがありますね。高校1年生にとっては高校での初めてのテストです。この時期になると問題になるのが、中学のときは英語の成績はまあまあ良くても、高校になったら急に難しくなったと嘆く生徒が増えること!

確かに高校内容は中学よりレベルアップしますが、意味なく難しくなるわけではありません。中学内容を土台にして発展させたものが高校文法です。中学内容が分かっていればスムーズに学習できるはず。しかし中学範囲があやふやだと簡単につまずいてしまうのが高校文法なのです。

高校文法が中学範囲を土台にしていることを具体的にお話ししましょう。例えば公立中学では、中1で助動詞を、中2~中3で受動態を習います。

助動詞

(例)He can use my computer.

(彼は私のコンピューターを使ってもよい)

受動態

(例)My computer is used by him.

(私のコンピューターは彼によって使われる)

高校では、これらの文法を組み合わせた形が出てきます。上の2つの文を組み合わせると:

助動詞 + 受動態

My computer can be used by him.

(私のコンピューターは彼によって使われてもよい)

このように、既習の中学内容をちょっと組み合わせたり、発展させたものが高校文法なのです。

すでに知っていることを土台として学習するのが高校文法ですから、本来それほど難しくはないのです。もし中学内容がきちんと分かっていれば!!

そうです!中学内容がきちんと身に付いているかどうかが問題なのです!中学範囲に少しでもあやしいところがある人は、高校に入ったとたん、英語が難しくなってしまうのです。

中学内容が曖昧な人、あるいは理解しているつもりだがきちんと身に付いていない人にとっては、ぐらぐらと揺らいでいる土台の上に高校文法という大きな家を建てるようなものです。頑丈な建物は立ちません。すぐに高校内容につまずいてしまうのです。これでは大学受験どころではありません。

【「高1ギャップ」をなんとかする英語】がおすすめ!

堅固な高校文法を積み上げていこうと思ったら、頑丈な中学文法の土台の上に建物を建てる必要があります。つまり中学内容をあやふやにしたまま、前には進めないのです!

そこでおすすめしたい本が、【「高1ギャップ」をなんとかする 英語 (「高1ギャップ」をなんとかするシリーズ) (旺文社)】です。

この【「高1ギャップ」をなんとかする英語】は、2017年に発売された比較的新しい参考書で、アマゾンや楽天ブックスにもあまりレビューがありません。そこで私がプロの目で検証してみました。参考にしてみて下さい。

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】の内容

 ・自動詞と他動詞

 ・現在完了形・過去完了形

 ・現在完了進行形

 ・助動詞

 ・受動態

 ・不定詞

 ・動名詞

 ・分詞

 ・比較

 ・関係詞

 ・接続詞

 ・仮定法過去

 ・関節疑問   など

上記のように高校初級文法をカバーしています。

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】の特徴

各単元につき、左ページは解説右ページは演習問題の構成になっています。

左ページでは、まず中学内容を復習することから始まります。中学内容を復習・確認した上で、高1内容に移ります。

中学から高1に移ったことで増えた(変わった)内容を「高1ギャップ」と呼び、高校で分かりづらくなりやすい「高1ギャップ」項目にスポットを当てて、解説してくれています。

例えば、動名詞の単元を例にあげてみましょう。

左ページの上半分では、中学校で学習した動名詞のポイントが分かりやすく解説されています。

そして左ページの下半分では、中学ではやらないが、高校では頻出の「動名詞の意味上の主語」についてイラストつきで解説してくれます。この「意味上の主語」は、中学校で習った動名詞自体が分かっていないと理解することができません。動名詞自体の記憶があやふやになっている高校性にとっては、まず上半分で中学内容を復習した上で、下ページで高校内容を学習することが大変重要になってくるわけです。

左ページで中学~高校内容の理解・確認が済んだら、反対側の右ページで、まずは中学内容の演習問題に、そして高校内容の演習問題に取り組み、定着を図ります。

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】の嬉しいところ

左ページの解説に、分かりやすいイラストが使われていて、英語が苦手な人でも自学自習に取り組みやすいように工夫されています。また全体的に文字が大きく、読みやすいです。

この参考書を利用する人は中学内容に不安がある人なので、文字が大きめだというのは、威圧感がなく、取り組みやすくて良いと思います。

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】の取り組み方

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】は全体が30の単元でできています。学校で文法の授業をうけている高1年生が、その進度や分からない単元に合わせて、【高1ギャップをなんとかする 英語】のページを確認用として開いて取り組んでいくのもよいでしょう。あるいは夏休みなどに毎日1日1単元ずつ取り組み、集中して1ヵ月ほどで終わらせるのもおすすめです。

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】がおすすめの高校生

中学内容に自信がなく、高校に入って英語が難しく感じてしまっている人に向いています。

【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】は薄めの参考書ですので、中学内容を急いで復習したい人、ぶ厚い参考書では途中で挫折してしまいそうな人におススメの1冊です。

中学内容は完璧だという人は、必要がありません。今高1でしたら、学校の授業にそって高校内容の文法事項をがっつり覚え込んでいきましょう。

まとめ

中学内容があいまいなままで、高校内容をしっかり身に付けられる人はいません。

中学内容が不安な人は、まずは中学内容でつまづいてしまったところにさかのぼって、しっかり覚え込むことから始めましょう。【「高1ギャップ」をなんとかする 英語】は中学内容を復習しつつ、同時に高校内容を学習するのにおすすめの1冊です。大学受験にむけて、この本で、中学内容はさっさとクリアしてしまいましょう。頑張りましょう!

タイトルとURLをコピーしました