2017年11月02日

【中学3年生の高校受験志望校決定】三者面談の注意ポイント

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高校受験を控える中学3年生のご家庭では、出願ギリギリまで、受験校決定に悩む方も多いと思います。夏~秋にかけて、たいていの中学校では担任の先生と親子での「三者面談」が実施されます。中学校の三者面談では、何に注意したらよいでしょうか。

1.事前に親子で志望校を決めておこう

三者面談は教員の話を聞くのではなく、家庭での決定事項を教員に伝える機会です。

ところが、家庭で志望校について話し合いが十分になされておらず、三者面談中に教員を前にして、どこの高校を受験するのか、もめる親子がいます。中学校で教員をしていた時に、時々実際にそういうことが起こりました。

家庭の方針が決まらないと先へ進めません。学校の先生が受験校を決めてくれるわけではありません。まずは親子で十分に受験校について調べ、どこを受けるのか、併願校はどうするのか、推薦入試を利用したいのかなど、具体的に決めておくことが大切です。

2.教員の勧めに安易にのらない

学校の先生にとって、中学3年生が第一志望校へ進学できるかどうかは必ずしも重要ではありません。担任の教員の最大の関心事は、クラスの生徒が全員無事に「どこかの」高校へ進学してくれることです。

家庭の事情で「すべり止め」なしで公立高校1校のみ受験する中学3年生もいます。地域によっては、それが普通の場合もあります。そして残念ながら、不合格になってしまい、二次募集、三次募集の高校を受験する中3生が少なからず毎年出ます。卒業式の日になっても進学先が決まっていない場合もあります。担任の先生は、そういうことが自分のクラスに起こってほしくないのです。

そこで先生の中には、確実に合格できるようにするために、志望校を下位校に変更するよう促したり、私立高校を専願や推薦で受験するように勧めたりする場合があるかもしれません。

確かに先生のアドバイスが理に適っているケースもあるでしょう。しかしながら、先生が生徒の学力を正しく理解しているとは限りません。先生は学校の成績については知っていますが、中3生が学校外で受けた模試の結果や、過去問の出来具合など、生徒の実力については把握しきれていないからです。

したがって、もしも三者面談で担任の先生から受験校の変更を勧められても、そのアドバイスが正しいとは限らないことを心に留めておきましょう。鵜呑みにしないためにも、事前の家庭での検討や話し合いが重要ですね。そしてそのようなアドバイスをされたら、その場で決断をせず、いったん家庭に持ち帰り、再度親子で検討することをおすすめします。

3.多数の高校を受験したい場合、遠慮しない

高校受験では、一般的に、第一志望校1校と「押さえ」(すべり止め)の高校1校の、2校くらいを受験する場合が多いと思います。1校のみの受験が普通な地域もあります。

ところが優秀であればあるほど、難関国立高校や難関私立高校など、複数の高校にチャレンジする中学3年生もいますね。私の経験では、多い人で5~6校受験するようです。その場合、三者面談で「そんなにたくさん受験するんですか?!」と先生に言われたり、口に出さずとも思われたりするかもしれません。「受験料が高くて大変ですね」と嫌味を言われるかもしれません。

しかし受験校の数について他の中3生と違うことを気にする必要はありません。中学の先生が難関校受験について疎すぎるのです。また、先生は複数の調査書を用意するのが面倒だと感じる傾向があります。

先生にどう思われようとも、気にしないでおきましょう!そして先生には先生の仕事(調査書用意)をせっせとしてもらいましょう(笑)

以上が、高校受験に向けた三者面談で注意すべき3点です。先生には調査書を用意してもらったり、書いた願書をチェックしてもらったりとお世話になるので、良好な関係を保ちつつ、よい面談をもってください!

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2017年06月28日

【高校受験のための学校説明会】いつ行く?何を調べる?

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夏休み~秋にかけて、日本中の高校で、中学生に受験してもらうために「学校説明会」が開催されます。中学生を持つご家庭では、正しい志望校決定のために、また高校受験を成功させるために、学校説明会を上手に利用する必要があります。
そもそも学校説明会にはどんな種類があるのでしょうか? 
いつ行くべきでしょうか? 何に気を付ければ良いでしょうか?

学校説明会の種類

1.説明会

学校の教育内容、指導方針、カリキュラム、生徒の様子、進学実績などを、体育館などの広い場所で、保護者と中学生向けに学校側が説明してくれます。

資料配布はもちろんのこと、パワーポイントを使っての説明や、学校紹介の動画を見せてくれる場合もあります。吹奏楽部やチアダンス部などのパフォーマンス披露がある場合もあります。無料で願書を配布してくれる高校もあります。過去問の販売をしている高校もあります。また説明会後に、校舎内を案内して見せてくれる学校もあります。要するに、受験生確保を目的とした学校のPRのための会です。土日に行われることが多いです。

2.学校公開

授業参観のことです。在校生が授業を受けている様子を見学できます。大学受験を控えた3年生の教室は、邪魔にならないように公開しない学校もあります。土曜日の午前中に行われることが多く、すべての高校が実施しているわけではありません。実施している高校でも回数は少なく、教員の指導や在校生の様子を実際に見ることができる貴重なチャンスです。

3.授業体験・部活動体験

教室で高校の先生からお試し授業を受けたり、先輩に混ざって部活動に参加することができる機会です。すべての高校が実施しているわけではありません。予約が必要で、夏休みに行われることが多いです。

4.個別相談会

中学生が合格の可能性について、個別に私立高校の先生と相談する会です。通常の「説明会」に引き続いて行われることが多いです。

「併願優遇」(都道府県によっては「事前相談」「併願確約」など呼称が異なる)を受けるために自分の内申点が基準に達しているかどうか、学校に確認します。東京都では、12月15日以降に中学校の教員が高校に出向いて併願優遇の正式な手続きを行いますが、その条件として、生徒が「個別相談会」で高校側と面談済みであることを求める高校もあるので注意が必要です。特に、内申は足りないが模試の偏差値が一定以上であることを理由に併願優遇を受ける場合、この「個別相談会」で模試の成績表を高校側に提示しておく必要があります。併願優遇の他、特待生認定などを受ける場合も、この「個別相談会」が相談の機会になります。

5.合同説明会

大会場に複数の高校が集まって行われる説明会です。高校の教員がそれぞれのブースにおいて、来場した中学生や保護者の質問に答えてくれます。実際の高校を見ることはできませんが、具体的に相談したいことがある場合など、一度に色々な高校の先生と話ができて便利です。制服を展示している高校も多くあり、複数の高校の制服を一度に見ることができます。

学校説明会にいつ行くべきか?

上記1の「説明会」、2の「学校公開」、5の「合同説明会」には、是非中学1年~2年の時に行き始めることをお勧めします!!「説明会」「学校公開」「合同説明会」のすべてに行く必要はありませんが、どれでも良いので、中3ではなく、中1か遅くとも中2の間に行き始めましょう。

といいますのも、上記1~5の学校説明会は、一般的に夏~秋に行われます。中3の夏以降といえば、志望校決定も大切ですが、勉強に追い込みをかける時期です。また模擬テストで日曜日がつぶれてしまうことも多く、大変忙しいのです。そのような時に、高校にあちこち足を運んでいる暇はありません。時間がもったいないです。

ですので、興味のある高校、自分のレベルかな?と思う高校、目標としたい高校を、時間のある中1、中2の間に、できるだけ多く回っておきましょう。見ていくなかで、「この高校は絶対いやだ」ということが分かれば、中3になって受験校検討時に選択肢から消せるので役立ちます。中1、中2ではまだ受験に気持ちが向かないかもしれませんが、それならなおさらのこと、早い時期に高校を見て回っておくことで、良い刺激にもなります

学校選びに迷ったら、「学校公開」で授業や生徒の様子を生で見るととても参考になります。授業中の先生の熱意や生徒の態度、生徒の服装、髪型、化粧をしている・いないなど、自分がそこで3年間過ごしたいと思うかどうかの良い判断材料になります。

中3になって自分の内申や実力が分かってくると、それに見合った高校の説明会に新たに足を運ぶ必要が出てくるかもしれません。中1、中2で見た高校も加えて、最終的に志望校を決定したら、ぜひ行ってほしいのが、上記3の「授業体験」です。(もし志望校が授業体験を実施していればですが。)

私の高1の娘は、受験校の「授業体験」に参加しました。高校側からすると、授業体験を通じて高校の勉強の面白さを体験してほしいということなのでしょうが、それは我が家としては正直どちらでも良かったことでした。それではなぜ授業体験に参加したかというと、入試本番で緊張しないためです。受験する高校の教室に入り、机に座ってみるというのは普通経験できません。

娘は授業体験に参加して、高校の先生と面と向かって実際に机に座り、入試当日にライバルとなる生徒達と時間を一緒に過ごすことで、高校の雰囲気にすっかり慣れることができました。そのおかげで受験本番にリラックスして臨むことができました。

授業体験の参加はオススメです!もし受験校が授業体験を実施していなかったら、せめて学校見学に行って校舎内を歩き、教室を覗いておきましょう

学校説明会で何を調べるか?

1.カリキュラム

学歴ということだけでいうと、高校受験は通過点にしかすぎません。最終目標の大学進学に向けて、進学する高校のカリキュラムが納得のいくものであるかどうか調べておくことが大切です。

我が家の場合、現在大学1年の長男は数学が好きでしたので、中学の時から大学で理系に進むことがはっきりしていました。理系科目は負担が大きいと聞いていた私は、理系科目のカリキュラムについて高校に確認しまくりました。具体的には、学校の授業で数学I A, II B, IIIがいつ頃終わるのか、化学、物理がいつ頃終わるのか、入試前に演習期間は充分にとれるのかなどについて、学校説明会終了後や合同説明会のブースで個人的に質問して、受験校を決める際の判断材料にしました。

そのようなことは学校案内のパンフレットには書いてありません。また先生だからといって誰でも答えられるわけではありません。私の場合、合同説明会にいらしていた高校の先生がたまたま数学の先生だったので教えてもらえたり、説明会終了後に質問した先生が物理や化学の先生を連れてきてくれて、話を伺えたりしました。

高1の娘は逆に数学が大の苦手!どう転んでも将来は私立文系に進まざるを得ないことが明らかでした。私立文系ですので、大学受験に必要なのは国語、英語、(おそらく)日本史or世界史の3教科だけです。

ところがこの娘、要領が悪いというか、真面目すぎるところがあって、高校に入ったら、大学受験に不要な科目も必死に勉強するだろうということが予想できました。そこであらかじめ理系科目の負担が少ない高校を探しました。

具体的には、高校によっては、数I、数II、数Aは必修だけれども、数Bは必修でないところがあることを知りました。そこで受験校決定にあたり、数Bを勉強しなくてすむ高校から選ぶことにしました。必修科目や選択科目がどうなっているか、学校案内のパンフレットを見るだけでは分からないことが多いです。学校説明会で全体に向けて説明があれば、その点をよく聞いておきましょう。説明がなければ、個別に質問をして、学校のカリキュラムが自分の大学受験に適しているものであるかどうか、ぜひ細かく確認しておくことをお勧めします。

なお、娘は数Bが必修でない公立高校を選んだため、現在偏差値55程度の中堅上位校に通っています。それより上位の高校は全て数Bが必修になっていたためです。娘の名誉のために言っておくと、もっと上の高校に合格できる学力や内申はありました(中学校の先生にも反対されました)が、大学受験を成功させるための賢い選択ができたと思っています。

ちなみに私の予想通り、現在、数Iと数Aの予復習に、娘は家庭学習のかなりの時間を割いています。手を抜くようにと言っているのですが、数学が分からなすぎて、どの程度勉強すれば赤点を取らずに済むかも検討がつかないのだそうです(笑)。高2になったら、数学は数IIだけになり、作戦通り数Bをやらなくて済むようになります。この高校に決めて良かったと思っています。

このように、将来の大学受験に向けて、受験校のカリキュラムについてよく知っておくことが大切です。例えば高校によっては、理系なのに高3になっても日本史や世界史が必修になっているなど、大学受験の点からいうと融通の利かない学校もあります。説明会に行ったら、大学受験に向けて効率よく勉強ができる高校なのかどうか必要に応じて質問をして、しっかり調べておきましょう。

2.進学実績

高校が配布してくれる資料にも進学実績は載っていますが、上位大学のみしか公表しない高校もあります。中高一貫校で、学校案内には難関大学に多数合格と記載してあるが、実は中身は中学からの入学者ばかりということもあります。特進クラスだけが上位大学に合格していて、そのクラスに入れないと大学受験成功は難しいという場合もあります。

校舎内を案内された際に、職員室の前だったでしょうか、大学合格者名の一覧が貼り出されていた高校がありました。ちらっと見たら、たった一人の生徒が複数の難関大学に合格していて、学校案内の難関大合格実績は、実はその人だけによるものだと分かったことがありました。

学校案内のパンフレットだけでは実情は分かりません。これらについても説明会後に個別に質問してみるのが一番です。私の経験からいうと、個人的に質問をすれば、かなり具体的に親切に教えてくれる高校がほとんどです。

3. 指定校推薦

指定校推薦で大学受験をすることを視野に入れている方もいらっしゃるでしょう。その場合は、例年、何大学の何学部から指定校推薦が来ているか、しっかり確認しておきましょう。全体向けに説明がなければ、やはり個別に質問して教えてもらいましょう。

ママ友との会話で、「◯◯高校に行っておけば良かった!あそこなら△△大学に指定校推薦で行けたかもしれないのに!」という話がよく出ます。後悔することのないように、事前に調べておきましょう。

まとめ

学校説明会を中学の早いうちからうまく利用しましょう!
大学合格につながる必要な情報を収集して、自分に合った受験校を賢く選びましょう!

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タグ:高校受験
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2017年06月27日

【面倒見がいいから私立高校を選ぶ】は大間違い!?

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高校受験にあたり、私立を選ぶか公立を選ぶかで悩まれているご家庭のためのお話です。
よく大学受験にむけて「面倒見がいいから私立高校に行かせたい」とお考えの親御さんがいらっしゃいますが、本当に私立は面倒見がいいのでしょうか?

そもそも面倒見が良いとはどういうことでしょう?

おそらく:
・大学受験指導に熱心
・放課後や長期休みの補習などサポート体制が充実している
・習熟度別にきめ細かい授業をしてくれる
・課題をしっかり出して勉強をみてくれる
その結果、私立高校に行けば予備校に通う必要がない・・・というようなことをイメージして、「面倒見がいい」と言う方が多いようです。

でもここに大きな間違いがあります。
大学受験のために「私立高校に通えば予備校はいらない」というのは大間違いです!!

勘違いして頂きたくないのですが、公立高校に行こうと、私立高校に行こうと、予備校は不要だと私は考えています。ただ、現実のこととして、私立高校に通う多くの生徒が予備校を利用しています。詳しいデータを知っているわけではなく、あくまでも知り合いのご家庭や子供の友達を見ていての話しですが、公立高校か私立高校かで、予備校を利用している生徒の割合が異なるということはないと思います。あるいは、私立高校に通う生徒の家庭は経済的に余裕がある場合が多いため、私立に通う人の方が予備校の利用率が高いかもしれません。実際私が家庭教師をしてきた生徒さん達は皆、私立中高に通う、裕福なご家庭のお子さん達ばかりでした。

面倒見が良いと思って私立高校に行ったのに、なぜ予備校に行くことになるのか?

1.私立だからといって授業が優れているという保証はない。

公立高校は数年ごとに教員の異動がありますが、私立ではありません。能力のない教員がずっと居座ることだってあるのです。授業自体はおもしろくても、先生の「趣味」ともいえる、大学受験とはかけ離れている、高尚な学問内容になっている場合もあります。

また、公立高校よりも非正規の講師が多いという実態もあります。中堅以下の私立高校に多いと言われています。

私立だからといって、授業が充実しているとは限らないのです。その結果、不足分を予備校で補うことを選ぶ人が出てきます。

2.受験指導に必死だから授業進度が早く、生徒がついていけない。

中堅以上の私立高校では、大学合格実績を上げるため、授業スピードが速い場合が多いです。授業スピードが速いということは、生徒は授業についていくために予習に追われてしまい、肝心の復習に時間を割けないことを意味します。復習に時間を使わないと実力はつきません。しかし復習の時間が取れないような忙しいカリキュラムの学校も多いのです。そこで成績が伸びないことを心配して、結局は大学受験のために予備校に通わせることを決めるご家庭が出てきます。

3.面倒見のよさとして出される課題が迷惑なこともある。

授業とは別に、各自が取り組むべき問題集などが複数の教科で与えられる場合があります。この問題集が、もし解説が丁寧で、一人で解くことが可能な優れたテキストなら良いのです。しかし解説が不親切な問題集の場合、生徒は行き詰ってしまいます。その結果、個別指導をしてくれる予備校を探したり、家庭教師を頼んだりする場合があります。

面倒を見てもらうのが、かえって迷惑になる具体例を挙げましょう。英語については、授業とは別に英単語集が与えられる場合が多いです。通常、各自がその英単語集で日頃から暗記を進め、時々単語テストが実施されます。英単語集は色々なタイプが市販されているので、私だったら自分のやりやすいタイプで学習したいと思います。しかし学校で指定されていて、しかもテストもあるとなったら、自分が覚えにくかろうが、それを勉強しないわけにはいきません。真面目な生徒ほど、そうするでしょう。1冊終わったら、別の1冊が与えられることもあります。同じ単語集を2周、3周と繰り返したくても、自分のペースでやらせてくれません。余計なお世話だと言いたくなります。

4. 低偏差値の私立高校は公立高校よりもゆるい。

高校は中学と違って留年がつきもの。勉強を激しく怠り試験で赤点をとると留年する可能性があります。そのため勉強嫌いの生徒でも、進級がかかっているとなれば、試験前には必死に勉強します。ところが低偏差値の私立高校では、生徒は試験前でもあまり勉強しない傾向があると言われています。そういう高校にとっては、生徒は授業料を払ってくれる大切なお客様なので、たやすく進級させてくれるかららしいです。この高校の甘さに親御さんが不安を感じ、予備校に行かせることもあるようです。

5.親が学校を信頼できないから予備校に行かせる。

学校の指導が行き届いていて、子供も良く勉強していたとしても、不安になる親はいます。親の仕事は子供のことを心配することですからね。経済的に余裕があるご家庭であればあるほど、学校に任せてはおけないと思ってしまうようです。

私が以前家庭教師として英語を指導した高校生の中に、学校の授業科目のすべてについて、それぞれに家庭教師を使っているご家庭がありました。家で勉強する時には、必ず家庭教師が隣りにいるという状態です。生徒は真面目な子で、学校の授業だけで内容をよく分かっていたので、私が教える必要はあまりなかったのですが、親御さんは学校だけに任せるのは心細いと感じたようです。

そういうご家庭が私立高校には多いのです。
まわりが予備校や家庭教師を使うと、ますます不安になって、真似をするご家庭が増えます。その結果、私立高校にはさらに予備校や家庭教師利用が増えることになります。

まとめ

というわけで、私立高校だから良いとは限らないし、面倒見がよいことが必ずしも本人にとってプラスになるとは限りません。また、私立でも予備校や家庭教師を使うご家庭はたくさんあります。公立高校より多いくらいたくさんあります。ですから、「面倒見がいいから」とか「予備校がいらないから」を理由に私立高校を選ぶことは危険です。

それでも私立高校に行きたい場合、または公立高校の滑り止めとして私立高校を受験する場合は、私立高校の大学合格実績を精査しましょう。「面倒見がいい」と謳っているだけの結果がそこに現れているか、よく考えてから、受験校を決定してください。

特に「併願優遇制度」(地域によっては「事前相談」「併願確約」など呼称が異なる)を採用している私立高校には注意が必要です。併願優遇制度は、公立高校が第一志望だが、そこが不合格だった場合、内申などの条件を満たせば、形だけの試験は受けるが、合格がほぼ確約されている入試です。中堅以下の私立高校には、学校経営のため生徒を確保できるように、この制度を利用している学校が多くあります。

なぜ併願優遇制度を使っている私立高校には注意すべきかというと、実際の学校のレベルよりも、偏差値が高く出ているからです。その私立高校を併願・合格して、さらにそこよりも難易度の高い公立高校に合格した生徒の模試の成績が偏差値決定に算入されるため、そのような歪みが起こります。

歪んだ偏差値を鵜呑みにしてその私立高校に入学してしまうと、「レベルが高いと思っていたのに、こんなはずじゃなかった!」と後悔することになります。

また、偏差値の高い有名中高一貫校にも注意しましょう。大学進学実績は素晴らしくても、それは中学から入学した生徒によるもので、高校からの入学生は成果を出していない場合も多いです。説明会で質問すれば内訳を教えてくれるはずですから、確認することをお勧めします。

そのように不安が多い私立高校ですが、公立高校はどうでしょうか? 最近は公立高校でも面倒見の良さをアピールしている学校が増えてきています。補習や長期休業中の講習が充実していたり、予備校のサテライト授業を受けられる公立高校もあります。
大学進学実績については、すべて高校入学からの生徒の成果ですから、三年間でどのくらい伸ばしてくれるのか、分かりやすいですね。

さて、公立でも面倒見がいいのはありがたいですが、そもそも、高校生になって面倒見のよさを求める、つまり学校に面倒を見てもらうとことをあてにするのは如何なものか?と私は思います。大学受験勉強は自分でするのです!! 学校の使えるところは思いっきり使うが、基本的には、あくまでも受験勉強は自分でやるという気持ちを持つことが大切だと思います! 

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2017年06月22日

【大学付属中高を選ぶ甘い罠】デメリットはこれ!

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中学受験や高校受験をひかえ、志望校選択に迷っているご家庭向けのお話です。

志望校決定にあたって、国公立か私立かという区別の他に、大学付属校にするか否かということがあります。一口に大学の付属中学や付属高校といっても、生徒のほぼ100%が併設大学に進学する学校と、一部が併設大学に進学し、残りは他大学を受験する「進学校」もあります。ここでは、併設大学に進学することをあてにして、付属中学や付属高校を受験する場合」についてお話します。

将来、難関大学に進学したい、子供を進学させたい、とお考えの方に強くお伝えしたいのは、大学付属中高に行くという甘い罠にかからないで欲しいということです。

「甘い罠」と呼ぶ理由は、大学付属中高に行くメリットも当然あるからです。

大学付属中高に進学するメリットは?

・受験勉強をしないで大学に行ける。
・受験勉強がないから部活などに専念できる。
・受験にとらわれない本質的な学びができる(かもしれない)。

ということでしょう。

併設大学への進学が保証されていれば、親も子も大学受験について気にすることなく、中学生活、高校生活を安心して送ることができます。好きなスポーツを存分楽しむこともできます。学校がHPで謳っているような、ペーパーテストのための勉強ではない、真の教育なるものを受けることができるかもしれません。

大学受験勉強の必要がないのは、確かに魅力的ですよね。
でも大学付属中高への進学には、良いことばかりがあるのではないのです。

大学付属中高に進学するデメリットは?

・中学入学・高校入学と同時に大学が決まってしまう。
・希望する学部に行ける保証はない。
・中学・高校で勉強をしなくなる。
・就職で不利になる?

こんなにデメリットがあります。
つまり「甘い罠」となり得るのです。

デメリット~その1
中学入学・高校入学と同時に大学が決まってしまう。

中学校で教員をしていた時、毎年中3生がそれぞれ高校への進学を決めていく場面を見てきましたが、選んだ高校を知ってショックを受けることが度々ありました。とても優秀で、私の見立てでは将来国立大学を狙えそうな生徒が、例えば、明治、青山、中央、法政の付属校に進学を決めてしまう場合です。GMARCHレベルの大学が悪いと言っているのではありません。客観的にみて、この先普通に勉強をしていけば、高3になった時に外部受験でGMARCHには余裕で合格でき、早慶も十分可能性があり、国立も狙えそうな生徒が、簡単にその可能性を捨てて、将来を早々と決めてしまうのは惜しいことだということです。

中3くらいだと、大学受験についての情報やイメージをまだあまり持ち合わせていませんから、これは親御さんの考えによるところが大きいと思います。恐らく親御さんにしてみたら、GMARCHレベルの大学に進学できることは、とても誇らしいことなのでしょう。また大学受験で子供に苦労させたくないという気持ちが働くのでしょう。しかしそういう選択をしてしまうことで、子供がもっと上を狙えるチャンスを奪ってしまっているのです。

上記はほんの一例です。親御さんの自分自身の学歴や個別の大学に対する印象によって、子供を実力以下の大学付属校に進学させてしまうケースが多々あるようです。親は「私は○○大学卒だから、我が子が△△大学に行ってくれれば十分」などと、子供の能力ではなく、自分自身を基準についつい考えてしまい、子供はそれに従ってしまう傾向があるようです。

また、塾の勧めで早慶付属校などを受験する生徒もたくさんいます。塾にとってみれば、早慶付属や明治・中央付属などに合格してくれれば、塾の合格実績が上がります。生徒が優秀であればあるほど、塾に押されて複数の有名付属校を受験させられてしまうことになります。

しかしそのような優秀な生徒ほど、注意が必要です! 中学受験や高校受験で早慶に合格できるくらい能力が高い人は、慌てて早慶付属校に入学する必要はないのです。なぜならそのまま勉強を続ければ、高3になってからでもおそらく一般受験で早慶に合格できるからです。そしてさらに、国立大学に合格できる可能性も十分にあるからです。

中学受験や高校受験で難関の早慶付属校に合格できたら、周囲からもうらやましがられるし、嬉しいことですよね。しかしそのまま早慶付属校に進学してしまうということは、同時に国立大学進学のチャンスを捨ててしまうということです。学力が高い人ほど、早慶で満足していいのか、注意する必要があります。

小学6年や中学3年の時点では、将来子供の学力がどのくらい伸びるか、予想がつきません。予想がつかない将来について、安心を優先させて、進む道を早々と決めてしまうのには危険です。子どもを付属校に行かせるのはメリットもありますが、私なら、あえて付属校は受験させません。高3になってから、子供の努力と責任によって進学先を勝ち取らせる道を選ぶ方が賢明ではないかと思うからです。

デメリット~その2
希望する学部に行ける保証はない。

小6や中3時では、子供の興味がどういう方向へ進んでいくか、大学で何を専攻したいと思うだろうか、まだ分からない場合が多いと思います。もし大学付属中学や高校へ進学したとして、大学進学の時期になり、本人の希望がはっきりしてきたら、結局その併設大学には学びたい学部がなかったという可能性は充分にあります。

例えば早稲田大学付属中学や高校に進学した場合、後になって医学部に進みたいと思ったらどうなるでしょうか。早稲田には医学部がありませんから、仕方なく医学部はあきらめて自分が行きたくない学部に行くか、あるいは、あえて他大学を受験しなければなりません。他大学を受験する場合は、高校からの受験指導はなく、周囲の友人は受験勉強をしないで遊んで(?)いる中、固い意志を持って一人で乗り切らなければいけないので負担が大きく大変です。

また、併設大学に自分が専攻したい学部・学科があったとしても、その学部・学科に進める保証はありません。併設大学に進学する場合、通常、高校での成績によって希望通りの学科に進めるかどうかが決まります。高校での成績が振るわなければ、全く興味のない学科に進まざるを得ない場合もあります。

4年間、大学で好きでないことを勉強するのは苦痛でしょうね。大学は学科によってキャンパスの場所が異なることもありますから、希望の学科に進めないだけでなく、行きたくない遠いキャンパスに通学することになる可能性もあります。

デメリット~その3
中学・高校で勉強をしなくなる。

大学付属中学や高校に進学した場合、受験の心配がなくなりますから、進学校に進んだ場合と比べ、当然勉強量が少なくなります。付属校でも定期テストがあり、怠けると留年の危険がありますし、大学で希望の学科に進めなくなる心配もありますから、もちろん勉強をしないわけではありません。一生懸命努力している優秀な生徒もいることでしょう。けれども一般的に、大学受験に向けたハードな勉強とは質と量が異なります。

私のママ友で、お子さんが一般受験で早稲田大学の理工学部に進学した方から聞いた話ですが、お子さんは、付属高校から入学してきた同級生の数学の出来の悪さに驚いたそうです。教授が内部から進学してきた学生に合わせて講義を進めていくので、内容が簡単でつまらないと文句を言っているそうです。

大学受験勉強は確かにしんどいですが、一生に一度くらい、死に物狂いで勉強する経験があったくらいがちょうど良いと私は思います。苦労して勉強して受験に成功したという経験を持っていた方が、のちに社会に出た時に、自信にもつながるのではないでしょうか。

デメリット~その4
就職で不利になる?

付属校から併設大学に進学した人は就職で不利になるのではないかと、巷で囁かれています。本当のところは分かりませんが、AO入試や指定校推薦で大学に合格した人と合わせて、一般受験の努力をしていないということを企業は嫌うのではないかと考えられているようです。

企業によっても異なるでしょうし、確かなことは分かりませんが、頭に入れておいた方がよいと思います。

以上のように、大学付属中学や付属高校に進学することには危険が伴います。
大学受験勉強が必要ないという甘い罠にかからないで、賢明な選択をなさることを強くお勧めします。

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過去5ヵ年分の入試傾向(過去問)を分析し、学習すべき分野や単元を、カリスマ講師の映像授業で入試対策の演習ができるようになっているので、おすすめです!

塾ではよく「入試直前特訓」のような講習がありますが、スタディサプリを利用すれば、追加料金なしで、自宅でたっぷり入試演習をすることができますよ!

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